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痔の治療について
軽度のいぼ痔などの治療は、自分で薬を使って治療するのが殆どです。治療薬の種類としては、塗り薬、注入軟膏、坐薬、内服薬などがありますが、まず最初に使われることが多いのは塗り薬となります。
塗り薬はステロイド入りもあり、これは出血や腫れがひどい時に有効です。ステロイドとはとは副腎皮質ホルモンのことで、炎症が起こる際に必要なサイトカインとプロスタグランジンの産生と作用をブロックして炎症を抑え、又、炎症をひどくする白血球の働きを抑えたり、血管の透過性を抑えることで、その抗炎症作用を高めます。ただ人によっては副作用があるので、事前の確認は非常に大切です。
内服薬では主に肛門にうっ血が生じないようにするのが大切なので、排便をスムーズにすることが狙いとなり、塗り薬と併用して使用する人も多くなっています。病院で処方される、いぼ痔の内服薬でも、便秘を改善させるための便を軟らかくする緩下剤や、炎症を抑える消炎薬、抗生物質などが処方されます。
痔の症状がひどい場合は、やはり初めから医師の治療を受ける必要があるでしょう。いぼ痔であっても状態によっては手術をしなければならないケースもしばしばあります。内痔核の場合では外科的治療として、手術とは異なる注射療法も行われますが、外痔核も含め、基本的には切開手術をすることも多く行われています。
ただし、内痔核や切れ痔を手術して後に、再発や肛門変形などのトラブルは通常は起きないので安心感はあります。
いぼ痔の症状・原因・治療法